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[設定] タブで設定するマージンは、コピーの「出力マージン」で、プリンタ自体にもマージンが生成されます。プリンタのマージン (「余白」とも言います) は、プリンタのモデルによって異なり、変更することはできません。プリンタのマージンを最小マージンとして考慮してください。このマージンは、必要、不要に関わらず出力に含まれます。
[マージン] ダイアログの [余白を考慮する] オプションにより、これらの変更できないマージンを補正することができます。このオプションを選択することで、不要なマージンを必要最低限に抑えて用紙を経済的に使用することができます。オプションを選択すると、出力マージンからプリンタのマージンが差し引かれ、合計マージンはコピーで指定した値になります。マージンのない原稿をコピーする場合は、出力マージンも不要であるため、このオプションはオフにします。
オプションを使用するには、プリンタのマニュアルに記載されているプリンタの余白値を入力する必要があります。 この値を入力するには、[セットアップ] タブ -> [プリンタ] ボタン -> [余白] ボタンを押します。
[余白を考慮する] オプションを使用する際のガイドラインを以下に示します。
[余白を考慮する] を選択した場合：
- プリンタのマージン以上の最小出力マージンを選択します。 これを反映するように [セットアップ] タブの [マージン] の値が自動的に更新されます。出力マージンに0またはプリンタのマージン未満の値を指定した場合は、プリンタのマージンが出力マージンとして使用され、この値で [マージン] の値が更新されます。
- 出力マージンにプリンタのマージンを超える値を指定した場合は、出力マージンからプリンタのマージンが差し引かれます。つまり、スキャナ ソフトウェアは、プリンタ マージンに不足分だけを追加します。 これにより合計マージン (用紙の物理的な端から測定したマージン) は、[セットアップ] タブの [マージン] オプションで指定した値になります。
- 原稿が切り取られる状態は、値が自動的に計算されたかどうかに関わらず、常に [セットアップ] タブの [マージン] ボタンに表示される値で判断できます。実際に切り取られる状態は、WYSIWYGなプレビューに表示されます。
[余白を考慮する] を選択しなかった場合：
- 設定した出力マージンは、プリンタのマージンに追加され、用紙の物理的な端の内側から測定したかのように適用されます。
- プレビューに表示されているように、指定した出力マージンによってだけコピーは切り取られます。
プリンタに手動で挿入した定形サイズの用紙にコピーする場合は、通常、正確なマージンを指定します。ロール紙に印刷する場合は、コピーを切り取る必要があるため、あまり正確さは要求されません。
いくつかの例を示します。
マージンのない原稿の写真をコピーする場合に、出力マージンを0に設定して [余白を考慮する] オプションをオフにしたとします。この場合、プリンタのマージンによってコピーがオフセットされるため、イメージ全体を印刷するにはロール紙または指定した出力サイズよりも大きいサイズの用紙に印刷します。
Dサイズのポスターを印刷していて、コピーに必要なマージンが1.5インチでプリンタのマージンが0.5インチであるとします。そしてポスターを同じDサイズの用紙にコピーするとします。 この場合は、[余白を考慮する] オプションを指定し、出力マージンを1.5インチに設定します。これで用紙の物理的な端から1.5インチのマージンを得ることができます。[余白を考慮する] オプションを使用すれば、マージンや多少の切り取りが問題とならないジョブを印刷する場合に用紙を節約できます。
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